苺くんは、 蜜柑ちゃんを愛してやまない
莉帆「でもまさか、蜜柑が行きたいって言うなんて思わなかった(笑)」

蜜柑「だって、高校最後だったし…
ハメ、外してみたかったの」

碧馬「何なの?」

莉帆「私達が通ってた高校、三年の三学期に希望者だけの旅行があったんです。
大学や就職が決まってる人はもちろんだけど、受験勉強の息抜きにも。
その時に大夜が━━━━━━」



二年前━━━━━━━

大夜『なぁ!花火しようぜ!』

莉帆『は?何処で!?』

大夜『裏をちょっと行ったとこに、広場を見つけたんだ!そこでさ!
俺達、結構持ってきたんだ!』

大夜を含めた男子達が、大きな袋に入った花火を見せてくる。

大夜『女子も来いよ!!』

女子『でも、冬に花火って……(笑)』
男子『いいじゃん!面白そうじゃん!』

大夜『少し、霧がかかってるから、意外と綺麗かもよ?(笑)』

莉帆『でも……』
さりげなく、蜜柑を見る。

大夜『蜜柑も、行こ?』

蜜柑『………』
莉帆『やめときなよ!
それに、蜜柑を巻き込むな!』

大夜『高校最後の思い出、作ろ?』
蜜柑の頭をポンポンと撫でる。

蜜柑『………ってみたい…』

莉帆『え?』
大夜『蜜柑?』

蜜柑『行ってみたい!』



祥生「━━━━それで、みんなで花火したんだ?」

蜜柑「はい!」
莉帆「後から、先生にこってりしぼられましたが(笑)」

大夜「しかも、土下座で(笑)」

蜜柑「でも……スッゴく楽しかった!
冬に花火って、初めてだったけど…凄く綺麗だったよ!」
一虎を見て微笑む。

一虎「そうなんだ」
蜜柑「………一虎くん?」

なんだか、元気のない一虎。

大夜「で!淳二と蛍子が……(笑)」
莉帆「あー!キスしてたやつね(笑)」

碧馬「雰囲気、よくなったってことね!(笑)」

大夜「はい。
で、それを見た蜜柑が、顔真っ赤にして(笑)
………フフ…あれは、ウケたな(笑)」
莉帆「蜜柑は、純情なの!」

蜜柑「だって、みんないる前であんな大胆な…/////」


一虎は、蜜柑が“自分以外と”楽しそうに話しているのを見て嫉妬心を燃やしていた。

とにかく、気分が悪い。

蜜柑ちゃんは、俺のモノなのに━━━━━━━
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