苺くんは、 蜜柑ちゃんを愛してやまない
「━━━━はい!蜜柑ちゃん、あーん!」
「あ、あーん…/////」

「どう?
俺の、玉子焼」
「ん…美味しい!」

「フフ…良かった!」

二人とも休みなため、朝からべったりな二人。

一虎が朝食を作り、蜜柑に食べさせていた。


「はい!これが…最後だよ!あーん!」
「あーん…ん…美味しい!」

「よし!じゃあ、片付けてくるからいい子で待っててね!」
頭をポンポンと撫で、食器をキッチンに運ぶ。

「一虎くん、私も手伝う!」
「ダーメ?
今日は、俺が甘やかす日!」

テキパキ片付けた一虎。
蜜柑に、一虎が選んで服を持ってくる。

「はい、蜜柑ちゃん!
着替えるよ~!
ぬぎぬぎしようね~」
「私、赤ちゃんじゃないよ?」

「えー!なんか、何でもしてあげたいなって!」

「………」
満面の笑みの一虎に、少し退いている蜜柑。

「ね?お願い!
蜜柑ちゃんも、いつもの蜜柑ちゃんをお休みして?」



「━━━━━はい!蜜柑ちゃん、バンザーイ!!
………はい、手を通して?
はい!可愛い、可愛い俺の蜜柑ちゃんの出来上がり!」

「………一虎くん、楽しそう…」

「うん!スッゴい楽しい!!」

「そっか!
フフ…なんか、可愛い!」
「そう?(笑)」

「あ!ねぇ!
甘やかしてくれるなら、私、欲しい物があるの!」



そして二人は、街にいた。
「蜜柑ちゃん、何が欲しいの?」

「これなんだけど……」
「これ……」

それは、以前蜜柑が来ていた兎のナイトウェアのメンズ用だ。

「やっぱ…退く?」
「………これを、着てほしいってことだよね?」

「う、うん」

「…………フフ…いいよ!」
「え!?いいの!?」

「うん!いいよ!」
「ありがとう!」


自宅マンションに帰り、早速着替える。

「どう?」
「……/////
か、可愛い…/////」
蜜柑は、思った以上の一虎の可愛さに顔を赤くする。

「蜜柑ちゃんも、可愛い!
このまま、昼寝しようか?」

「うん!」

抱き締め合って、横になる。
お互い大好きな人の匂いに包まれ、モコモコして、温かくて、気持ちがいい。



二人はいつの間にか、眠っていた━━━━━━━
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