大江戸ガーディアンズ

——あぁ、そうか……

腑に落ちれば、(おの)ずと口をついて出てきた。


「……父上」


同じく、微かなつぶやきであったが……

美鶴は生まれて初めて、本当(まこと)の父をさように呼べた。

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