大江戸ガーディアンズ

居ても立っても居られなくて、来てしまったが、もっとちゃんと彦左に確かめてからにするんだった……

——と思っても、もう遅い。

火事場に慣れている与太であっても、生身の人間だ。熱いものは熱いし、いつまでもいられるものではない。


そのとき——

与太の横を疾風がすり抜けた。

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