【受賞】隠された王女~王太子の溺愛と騎士からの執愛~
さらに最後の一人の候補者であるアルベティーナと会ったのが昨日、という筋書きになっているようだった。
「ごめんなさいね。結局、あなたを巻き込んでしまって」
王妃が紅茶のカップに手を伸ばす。アルベティーナは驚いて、彼女の顔を見る。
(あれ……。どこか、懐かしい感じがするわ……)
アルベティーナが王妃と会ったのは、デビュタントのあの時のみ。
「あの……。私、家族と会いたいのですが。難しいでしょうか」
シーグルードが掛け合ってくれない以上、他の人に助けを求める方が得策と考えていた。
「難しくないわよ。あなたのご両親にもきちんと伝えなければならないものね。どうせ、あのルディのことだから、適当なことを口にしたのでしょう? 昔からそうなのよ。あなたのことになると見境なくなるみたいね」
そこでくすりと笑みを零す。
「そう、不安になることは無いわ。それに、私もあなたのご両親とはお話をしておきたいし。既に、連絡がいっているはずよ」
王妃の言葉にアルベティーナはほっと胸を撫でおろした。というのもシーグルードはアルベティーナが家族と会うことを頑なに拒んでいたからだ。
それでも王妃が隣にいることで、どこか落ち着くことも不思議であった。
「ごめんなさいね。結局、あなたを巻き込んでしまって」
王妃が紅茶のカップに手を伸ばす。アルベティーナは驚いて、彼女の顔を見る。
(あれ……。どこか、懐かしい感じがするわ……)
アルベティーナが王妃と会ったのは、デビュタントのあの時のみ。
「あの……。私、家族と会いたいのですが。難しいでしょうか」
シーグルードが掛け合ってくれない以上、他の人に助けを求める方が得策と考えていた。
「難しくないわよ。あなたのご両親にもきちんと伝えなければならないものね。どうせ、あのルディのことだから、適当なことを口にしたのでしょう? 昔からそうなのよ。あなたのことになると見境なくなるみたいね」
そこでくすりと笑みを零す。
「そう、不安になることは無いわ。それに、私もあなたのご両親とはお話をしておきたいし。既に、連絡がいっているはずよ」
王妃の言葉にアルベティーナはほっと胸を撫でおろした。というのもシーグルードはアルベティーナが家族と会うことを頑なに拒んでいたからだ。
それでも王妃が隣にいることで、どこか落ち着くことも不思議であった。