【受賞】隠された王女~王太子の溺愛と騎士からの執愛~
「ティーナ。あなた、真実を知りたいの? それともこのままでいい?」
アルベティーナの怯えたような表情から気付いたのだろう。アルベティーナの複雑な感情を。
「あなたが知りたいことを伝えるし、知りたくないことは口にしない。だけど、嘘はつかない」
アンヌッカがじっとアルベティーナを見つめてくる。
「私は……」
アルベティーナは考える。何も知らないまま、シーグルードと一緒になっていいのか。彼は何かを隠している。そして、それをアルベティーナに教えようとはしない。いや、今は言えないと口にしていた。いつになったら言えるのか。それすらわからない。
こんな不安な気持ちのまま、彼と一緒になってもいいのだろうか。
「お母さま、本当のことを教えてください。あの、シーグルード様のことなのですが……」
アルベティーナは、シーグルードと任務をこなしていたことをアンヌッカに告げた。だが、彼は本来の姿を隠して、他の騎士として任務に参加していたことを。その彼に惹かれてしまったことを。
シーグルードをシーグルードと知らずに好きになっていた。だけど彼は、そうやって大事なことをアルベティーナから隠そうとしている。
「シーグルード殿下にも困ったものね」
アルベティーナの話を聞き終えたアンヌッカは、くすっと笑った。
アルベティーナの怯えたような表情から気付いたのだろう。アルベティーナの複雑な感情を。
「あなたが知りたいことを伝えるし、知りたくないことは口にしない。だけど、嘘はつかない」
アンヌッカがじっとアルベティーナを見つめてくる。
「私は……」
アルベティーナは考える。何も知らないまま、シーグルードと一緒になっていいのか。彼は何かを隠している。そして、それをアルベティーナに教えようとはしない。いや、今は言えないと口にしていた。いつになったら言えるのか。それすらわからない。
こんな不安な気持ちのまま、彼と一緒になってもいいのだろうか。
「お母さま、本当のことを教えてください。あの、シーグルード様のことなのですが……」
アルベティーナは、シーグルードと任務をこなしていたことをアンヌッカに告げた。だが、彼は本来の姿を隠して、他の騎士として任務に参加していたことを。その彼に惹かれてしまったことを。
シーグルードをシーグルードと知らずに好きになっていた。だけど彼は、そうやって大事なことをアルベティーナから隠そうとしている。
「シーグルード殿下にも困ったものね」
アルベティーナの話を聞き終えたアンヌッカは、くすっと笑った。