真実の愛〜真逆の二人〜
 「れっ蓮君っ!!」
私は何度も蓮君の名前をくり返す。
「蓮君!!蓮君!!蓮君っ!!」
つい、安心して、甘えてしまう。ごめん。蓮君。今の私は、止められない。
私の今の状態に気がついた蓮君が抱きしめてくれる。
「遅れてごめん。笑菜。」
さらに、強く抱きしめられる。
「ありがとう・・・」
そういって、蓮君と離れる。
「そろそろ帰ろうか・・・」私が言う。
「ああ。早く帰ろう。」蓮君も同意する。
私たちは少しはなれてゆっくりと歩き、イバラ公園を後にした。
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