真実の愛〜真逆の二人〜
 「えーと、私の部屋は〜?」私は入学式が始まる前に、寮に入って部屋を確認しに行った。相部屋の男を確認したかったから。私の部屋は、506号室だ。えーと、ここが五階の、503号室だから、そう考えながら歩いて行った。「あった!」私は506号室を見つけた。「よーし!」私は強気で部屋の前に近づいた。ガチャリ ドアノブをひく。「こ、こんにちは〜」できるだけ笑顔で部屋に入った。「あ、こんにちは。私今日から相部屋の、中西笑菜です〜。」中には知らない男がいた。男の見た目は、カラスみたいなつり目で、口は吸血鬼みたいな感じだ。髪の毛は、クルクルとしたカール?で、体は、シュッと痩せていてスリムだった。結構イケメンかも!しかし、その男は黙っていた。「???」私も黙ってしまった。「あ、あはは〜」私は笑ってみた。それでも、男は黙っていた。しばらくすると、「おい!!デスデニーは間違っているのか??」男が口を開いたと思うと、あり得ない事を口にした。「???」何をいうのかと思えば、私をバカにするような事を!「初めて会った人にそれはないんじゃないですかぁ?」私は強気で言い返してみた。ムカついたから。その後、男は、「学園長に言ってくるからな!」と強気で言って出て行ってしまった。
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