エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
「でも私は篠になにもしてあげられないかもしれないよ。自衛官のことだって調べたし、理解したいと思ってるけど、きっと本当の意味ではわかってあげられないと思う」

「今日の話で言うなら、ここに連れてきてくれたじゃないか」

 その言葉に首を傾げる。

 森林公園でデートをしようと提案したのは篠のほうであって、私ではない。

 私の疑問に気づいたのか、篠が微笑して続ける。

「俺は実結に花を見せようと思った。でも、実結が選んだのはこっちの道だろう?」

「ただの気まぐれだよ。そんなに特別なことじゃない」

「いや」

 短く否定すると、篠が遠くの景色に視線を向ける。

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