エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
 保留にしていた答えを出すときが来たのだとわかった。

「私は……」

 口を開いてから、また閉じる。

 再会したとき、私は彼を篠だとわからなかった。それでもさりげない気遣いや、優しい言動と眼差しに胸をときめかせて、もっと彼を知りたいと思った。

 篠だと知って幼い頃の淡い恋心を思い出したときも、過去の彼との違いに驚きはしても拒否感はまったくなかった。

 ずっと好きだったと言われて戸惑った気持ちに、うれしさが少しも交ざっていなかったとは言えない。

 今日のデートはどうだっただろう?

< 143 / 376 >

この作品をシェア

pagetop