エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
 平凡だからってシンデレラストーリーを夢見ないわけではないのだ。

 あれこれと考えながら時計を確認すると、待ち合わせの時間まであと五分になっていた。

 まだ見ぬ男性との出会いに緊張と不安、そして期待を抱いて心臓がどきどきする。心なしか顔も熱くなってきた。果たしてどうなるのだろう……?

「遅くなってすみません」

 不意に声をかけられ、飛び上がりそうになる。

 振り返るとそこには、私より三十センチは背の高い眉目秀麗な男性が立っていた。

 私と違ってきりっとした眉に、やや鋭い切れ長の目。すっきりした短い黒髪のせいか、スポーツマンに見えなくもない。

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