エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
 脚の長さを強調するような黒いパンツと、清潔感のあるシャツにジャケットを羽織っただけのスタイルは、気取った様子がなくて好感が持てた。

 こんなに見目麗しい、目の保養としか言いようのない男性が存在するのか……と、声をかけられたのも忘れてぼんやりしていると、男性の口もとが苦笑の形に緩んだ。

「百枝実結さんですよね?」

 この人が兄の知り合いだという男性のようだ。

 私と同じくたぬきっぽい、人を食ったような笑みを浮かべるたあの兄がどうしてこんな素敵な男性と知り合えたのだろう?

 しかも私に会うよう約束を取り付けるなんて、家族を人質に取っているのか、それとも彼の弱みでも握っているのか……。
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