エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
 ……こんな口づけをされたら、だいたい予想はつく。

「なにをするの……?」

 私の予想を遥かに超えた存在へ変わった幼馴染へ、期待と不安を込めて尋ねる。

 どくんどくんと聞こえる音は、私の鼓動だ。うるさすぎて、篠の声が聞こえなくなりそう。

 ものすごく勇気を振り絞って、篠の服の裾を掴んだ。

 かつては私が掴まれる側だったのに、大人になったら立場が逆転するなんて。

「教えようか。どうせ今日は帰す気なかったから」

「えっ……」

「手を出さないと約束したのは、あの夜だけだ。それにもう、恋人になったんだし」

 改めて篠との関係が変わったのだと思い知る。

< 151 / 376 >

この作品をシェア

pagetop