エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
 恋人なんて聞くと、急に特別感で胸がいっぱいになった。

 こんな想いにさせられたら、私だって今夜はひとりで眠りたくない気がする。

「……そんな顔で見るなよ」

 惚れ惚れするほどきれいに立ち上がった篠が、私の手を掴んで引く。

 さっきまで篠の手はこんなに熱かっただろうか? 火傷してしまいそうだ。

「篠」

「好きなだけキスできる場所に行きたい」

 もう少しオブラートに包んだ言い方をしてくれてもいいと思う。

 心の中で訴えても、篠には聞こえない。

 私も今は声に出して言えなかった。情欲を宿した篠の手があまりにも熱すぎて。

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