エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
 愛があれば大丈夫なんて言っていられるのは、よくて二十歳までだ。残念ながら私はもう二十八歳で、三十歳に片足を突っ込みかけている。

 目の前のことにばかり気を取られて、篠をどう支えるかまでは考えが至らなかった。

 もう子供ではないのだから浮かれてばかりではだめだ。

 自衛官の妻として彼をどう支え、家族としてやっていくのか、ちゃんと考えたい。



 あれ以来、篠から連絡のひとつもないまま月曜日がやってきた。

「へえ、自衛官とお付き合いねぇ?」

 にやりと笑いながら言ったのは同僚の美桜だ。

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