エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
 恥ずかしくて続けられなかった言葉を、美桜が代わりに口にする。

「……うん」

 私に歩調を合わせてくれたり、転びそうになったときはすぐ助けてくれたり、大人の篠と過ごした時間は短かったけれど、常に気遣いを感じた。

 それでいて申し訳なさを感じるほど尽くしすぎるわけではなく、篠は適度な距離感を保ってくれていたように思う。

 ……少々熱っぽすぎるキスは別の話として考えておく。

「なんだ、すごく好きじゃん」

 不意に美桜が吹き出した。

「そう見える?」

「だって相手のために我慢してもいいって思えるんでしょ? 愛じゃん、そんなの」

「そうなのかな……?」

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