エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
 やんわりと父に促され、はっとおばさんのもとを離れて篠の傍に戻る。

 四角い漆塗りのテーブルを、ふたりひと組で囲む形になった。

 両側に座ったそれぞれの両親の顔を順番に見てから、最後に篠を見上げる。

 篠は緊張しているように見えた。私に向ける甘い微笑が消え、真剣な顔をしている。

「今日はお時間と場所をありがとうございます」

 深々と頭を下げられた両親が笑いながら首を横に振る。

「いいのいいの。こちらこそ忙しいのにありがとうね。お父さんなんて、電話でいいって言ってたのよ。篠くんが実結と結婚するのはわかってたからって」

「……ん?」

 疑問の声は私と篠、両方からあがった。

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