エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
「結婚……?」

 私が母に聞き返すと、なぜか向こうもきょとんとした顔で見つめてくる。

「そのためにわざわざ来たんじゃないの?」

「違うよ。篠と付き合うことになったからって……。そうだよね、篠?」

「ああ。俺もそのつもりでした」

 篠は私にうなずきを返してから、困惑している私の両親に言う。

「だけど篠くんと久々に再会して、大事な話があるって言ったら……ねぇ?」

「どう考えても結婚報告だと思うわよねぇ」

 母とおばさんの言い方にはいろんな含みがあるようで、ちょっと気まずくなる。

「えっとね、まだ結婚までは──」

「しないのか?」

 口を開いたのは父だ。

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