エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
 断られない自信があるというよりは、私と結婚できない選択肢を想定していなかっただけに見える。

 そんなに一途に私との結婚を考えていたのかと改めて思わされて、笑ってしまった。

「恋人になったよって報告のつもりだったのにね。お母さんたちの勘違い通り、結婚報告になっちゃった」

「じゃあ……」

「しぃちゃんのお嫁さんにしてくれる?」

 込み上げる恥ずかしさを押しのけ、まっすぐに篠を見つめて言う。

「もちろん」

 うれしそうに破顔した篠が私の背に腕を伸ばしかけて途中で止めた。

「……さすがにやめておくか」

 すっと身を引いた篠が小声で言い、また笑みがこぼれた。

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