エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
「ひとつ言わせてもらうとすれば、結婚を決めるのが遅すぎる。もっと早く実結ちゃんを娘と呼びたかったのに、お前はこれまでなにをしてたんだ」

 予想外のお叱りを受けた篠が顔を上げ、肩をすくめる。

「実結を迎えに行く準備をしてたんだよ。そのタイミングで結真から連絡がきたんだ」

「そういえば、お兄ちゃんはどこにいるの?」

 兄も来ると聞いていたのに、姿が見当たらない。

「あいつがいなくてよかったな。一生からかわれるだろうから」

 しれっと篠が言う。両親の前で突然プロポーズしたのは篠だというのに。

そのとき、玄関のほうから物音がした。

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