エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
 結婚したら、と言っている時点で小学校に入る前の話だろうと思う。

 五歳くらいの私ならたしかに言ったかもしれない。そういえば、一時期母にオムライスの作り方を教わってはまっていた時期があったっけ。そのときの話だろうか?

「俺の夢を叶えてくれないか?」

「オムライスを食べるのが夢だったの……?」

「実結の作るオムライスを、だ」

 子供っぽい夢なのが、その話をしたときの私たちの幼さを証明している。

「わかったよ。じゃあ、今日のお昼ご飯はオムライスね」

「ハートも」

「……それ、本当にいる?」

「いる」

 大真面目にうなずいた篠を見て笑ってしまった。

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