エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
 いつも飲んでいるオレンジジュースよりずっと甘くておいしいのは、きっとみぃちゃんとの秘密の味だからだ。

 おなかがいっぱいになるには物足りないけれど、虫のせいでへこんだ心はすっかり元通りになった。

「遠足はどこまで行くの? あんまり行ったら戻れなくなりそうだよ」

「いちばんうえまで行くの」

 みぃちゃんが遠くを指さす。りんご山の頂上を言っているのだろう。

「一番上まで行けるかなあ」

「はしって行こ!」

「えっ! ま、待ってよ……!」

 いつの間にかてきぱき片付けをしていたみぃちゃんが、再びぼくの手を掴んで走り出した。

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