エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
 そんな声とともにぱっと眩しい光を向けられ、驚いて手で顔を覆う。

 お父さんでもおじさんでもない、知らない男の人だ。

 その人は急いでぼくたちのもとへ駆け寄ると、ぎゅっと抱きしめてくれた。

「よしよし、怖かったな」

 もう大丈夫なんだ──と安堵の新しい涙が込み上げたとき、すぐ隣から鼓膜が破けそうなくらい大きな泣き声がした。

「うわあああん!」

 背筋が冷えるという言葉の意味を、初めて知った。

 ぼくはいつの間にか、傍にみぃちゃんがいることを忘れてしまっていたのだ。

「うん、もう大丈夫だ。すぐパパとママに会えるからね」

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