エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
 力持ちのおじさんは、みぃちゃんだけじゃなくてぼくのことも抱っこして運んでくれる。

 くじいてずきずきしている脚よりも、胸のほうが痛かった。



◇ ◇ ◇



「──で、自衛官になろうと思った」

 忘れられない過去を語った篠の口もとには、ほろ苦い笑みが浮かんでいる。

「いつまでもみぃちゃん──実結に守られているだけじゃだめだって。俺が実結を守れるようにならなきゃいけないんだって思ったから」

「あれがきっかけだったの……?」

「そうだよ。最初は助けてくれたおじさんと同じ消防士を目指してた。でも、おじさんから自衛官について教えてもらってからはそっちに移ったな」

「どうして?」

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