エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
「より多くの人を守れれば実結を守ることにも繋がるだろう? 消防士は地域単位だが、自衛官なら国だ」

 あの日をきっかけにそんな目標を抱いていたなんて知らなかった。

 あれが原因で暗所恐怖症になった私とは違う。

 そうはいっても日常生活に支障はなく、眠るときや夜道を歩くときも問題はない。

 暗い場所が苦手らしいと気づいたのも、職場のエレベーターが止まって真っ暗になったときだった。

小さいときの怖かった経験に近い状況だと手が震えたり、頭が真っ白になったりするようだ。

 これに関しては両親も兄にも言っていない。

「実結が泣いているのに、なにもできなかったのが情けなかった」

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