エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
 篠が持っていたマグカップをテーブルに置き、私をそっと抱きしめる。

「今はちゃんと実結を守れる男になれたよ」

「……うん」

 航空自衛隊について調べたとき、篠は結構なエリートだと知った。

 私のためにどれほどの努力をしてきたのだろうと思うと、胸がいっぱいになる。

 だから私もマグカップを脇に置いて篠を抱きしめ返した。

「篠はすごいね。そんなに小さいときに思ったことを、本当に達成したんだから」

「迎えにくるのは遅くなったけどな」

 篠の手が愛おしげに私の頬を包み込む。

「もうちょっと遅かったら、ほかの人と結婚しちゃってたかもね」

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