エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
「一応お名前は伺っています。『にとうゆうま』さんですよね」

 どんな漢字で書く名前かは知らないけれど、兄からはそう聞いていた。

「兄と同じ『ゆうま』というお名前なので、すぐ覚えたんです」

 そう続けると、なぜかゆうまさんが軽く吹き出した。

 目を奪われるほどの容姿や姿勢のよさから、少し近寄りがたい印象があったのに、急に気安い姿を見せられて一気に親近感が湧く。

「あいつ、そう言ったのか」

 敬語ではないゆうまさんの言葉は新鮮に感じられた。

 快い低い声にぴったりの男っぽい口調で、敬語よりもずっと魅力的に聞こえる。

 なんて、たったひと言でそこまで思う私もどうかしている。

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