エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
パイロットたちと撮影したり話したりする時間は終わりらしい。

 戦闘機に乗っていたほかのパイロットたちも、集まった客に手を振りながら奥へはけていく。

「お前のせいで実結と話せなかった」

「家でいくらでも話せるだろ。ずるいな」

 篠は肩を抱こうとした三宅さんの手から逃れると、名残り惜しそうに私の頬を指でくすぐった。

「うるさいやつで悪い。また帰ったらな」

「うん。三宅さんと仲良くね」

「……そんな心配しなくていい」

 むすっとして言うと、篠は先に立ち去った三宅さんの後を早足で追いかけた。

 背中を小突くのを見て、改めて私の知らない篠がここにいるのだと不思議な気持ちになる。

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