エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
「ずるいよ、実結。ずっと独身仲間だと思ってたのに……」

「今日は幸せのおすそわけをするね」

 高校時代の友達に言って、一緒に写真を撮る。

 篠のほうも挨拶で忙しかったようで、私たちがゆっくりできる時間はなかった。

「意外と結婚式って慌ただしいね」

 人の波が引いた隙を狙って篠に話しかける。

 ついでに披露宴の料理を口に運んでおいた。

「夜間の訓練より疲れるな」

 苦笑して返した篠のテーブルに並んだお皿には料理がなかった。

「いつの間にご飯を食べてたの? そんな暇あった?」

「食事の速さには自信がある。風呂もか」

 たしかに篠は放っておくと数分も経たずに食事を済ませる。

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