エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
 ちゃんと噛んでいるのか心配になる速さが、今日は生かされたようだ。

 食べられるときにとおいしい料理に舌鼓を打っていると、両親と兄がやってくる。

 どうやら友人たちとの時間が終わるまで様子を窺っていたらしい。

「実結、お兄ちゃんと写真撮ろう」

 結婚式の時点で大号泣した兄がほくほく顔で私を誘う。

「いいよ。篠も一緒だよね?」

「実結とふたりがいい」

「俺も写る」

 ふたり、というところに反応した篠が身を乗り出してくる。

「篠はいい」

「いい加減、妹離れしろ」

「篠、もっと言ってあげて」

 こそっと篠を応援すると、兄はわざとらしく悲しい顔をした。

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