エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
「どうしてそこまで……」

「まだ言葉が必要か?」

 やけに意味深な言い方をされて息が止まりそうになった。

 心なしか顔の距離も近い気がする。さっきまでこんなに近かっただろうか?

 このままでは唇が重なってもおかしくない。

「恋人になってくれ、実結」

 ほんのり熱をはらんだ声は、車内の密室で聞いていいものじゃなかった。

 さっき肌寒さすら感じていたのに、ここはやけに暑くないだろうか? 私が気づかない間に暖房でもつけた?

「昔、結婚するって約束しただろう。忘れたのか?」

 そんな記憶は……ある。

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