エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
「きっかけはそうだが、いい加減実結を俺のものにしたかった」

 彼の指が私の指に絡んで甘えてくる。

 幼い頃のかわいいと思っていた幼馴染にこんな甘い言葉を贈られるとは思わず、なにか答えなければと口を開きかけた。

 その前にしぃちゃんは私を見つめて穏やかに微笑む。

「俺と結婚してくれないか?」

 これは告白じゃない。プロポーズだ。

「さっきは恋人にしてくれって言ったよね……?」

「最後に結婚するのは変わらない」

 冗談かと思いきや、真面目に言っている。

 しぃちゃんってこういう人だっただろうか? 大人になった彼を見たら、もう小さい頃の姿なんて思い出せない。

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