悪魔と私
それを呆然と見ていた悪魔たちは、それの危険さに気づき、慌ててそれが始まる前に殺ろうと一斉に飛び掛る。
「もう遅いよ…」
そう呟いたと思うと、悪魔たちを囲むように、地面に円が浮かび上がり、その円の中を外側から内側へと文字列が順に並んでいく。
魔方陣だ。
自分たちの足元に浮かび上がっていく文字を見て、ぴたりと止まる悪魔たち。
急いでそこから出ようとするが、もう一度入ったが最後、二度と出られない。
…その術者が死ぬまでは。
「エクレール!!」
魔方陣がが完成したかと思うと、最後に一言、そう、叫んだ。
その声に呼ばれたように、空に黒雲が広がっていき、ピカッと一回青白い光が…
と思うと、その場に居るものはもう誰一人生きてはいなかった。
術者とその仲間を除いては。