悪魔と私
「ああ。ルーゼといって、お前に懐いたヘビだ。覚えてないのか?」
「…覚えて、ない…」
クロのほかにも、忘れてることがあるの…?
「そうか…たぶん、俺に関係しているから、一緒に忘れてしまったのだろう…」
「そんな…」
コンコンコンッ
「クロードさん、出発しましょう。もうすぐお昼になってしまいますよ!」
部屋の扉を叩く音と共に、少年の声が聞こえてきた。
「うわさをすれば…とはこの事だな」
クロードはぼそりと呟く。
「えっ?ルーゼって、ヘビじゃなかったの?」
(だってさっき、ヘビだって…
!!もしかして、喋るヘビ!?否、ヘビはノックできないし…)