悪魔と私


「ああ。ルーゼといって、お前に懐いたヘビだ。覚えてないのか?」


「…覚えて、ない…」


クロのほかにも、忘れてることがあるの…?


「そうか…たぶん、俺に関係しているから、一緒に忘れてしまったのだろう…」


「そんな…」



コンコンコンッ


「クロードさん、出発しましょう。もうすぐお昼になってしまいますよ!」



部屋の扉を叩く音と共に、少年の声が聞こえてきた。



「うわさをすれば…とはこの事だな」


クロードはぼそりと呟く。



「えっ?ルーゼって、ヘビじゃなかったの?」



(だってさっき、ヘビだって…

!!もしかして、喋るヘビ!?否、ヘビはノックできないし…)





< 63 / 161 >

この作品をシェア

pagetop