悪魔と私

少女の心の中に見えたのは…


不安、

恐怖、

祖父が死んだことを信じられない心、


それと……。


仇を討った後、生きる意味が無い、と思っている心……



何だこれ…。


死んでもいいって事か…!?



少女が死んでもいいなんて…

ふつう、人は死ぬことを恐れ、悪魔に永遠の命を願った奴もいると、聞いたことがある。


それが、なんでこんな少女が…


俺はこの時、この少女に生きる意味を教えようと、心に誓った。

まあ、死にたいと思っている奴の魂なんて、全然美味くないしな。



俺はそう心に誓うと、最初は全然連れて行く気なんて無かった少女と血の契約を交わし、気を失った少女を抱えて森を後にした。
< 87 / 161 >

この作品をシェア

pagetop