悪魔と私

「そうだ。それを知っても、お前は俺について来ると言えるか?」

「……。それでも…ついて行くわ。人間とか、悪魔とか、私には関係ないわよ。それに…」


「それに、おじいちゃんや村の皆の仇を取んなきゃ…!」


力強く言い切る少女。


「なら、交換条件だ。俺は悪魔だ。魂を取らなくては生きていけない。だからその仇とやらをとり終わったら、おれに身も心も捧げると、誓えるか?」


俺は冗談半分で言ってみた。


「誓うわ。だって、仇をとったらもう、心残りなんて、何も無いし」


……ありえねえ…正気か?

子供の言葉とは思えない…

心の中では、どういう風に思ってるんだ…?


悪魔の応力の一つ、心読みを使う。

心読みを使うと、人や動物が思っていることを読むことができる。


(…なんだ…この子供…ホントに子供か…?)


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