水と油の私達

認めて… side 由乃

「んん…」



ジャンジャカジャーン♪

ジャカジャカジャンジャカジャーン♪



「っ、へ?」



あまりにも大きな音がケータイから聞こえる。

ガサゴソと隣で音が聞こえる。

私は隣で寝ているのんちゃんを軽く叩いて起す。



「起きて。のんちゃん、起きて、朝だよ」

「やだあ…まだ寝てるぅ…んん…」



寝返りをうってしまったのんちゃん。

ちょっとのんちゃん!と声をかけるが全く声は届かない。

昨日、みんなが私を探してる間ずっと寝れなかったって言ってたもんね…

迷惑かけちゃったし、寝かせといてあげよう。



「のんちゃん、私みんなのところ行くね」

「んん…」



のんちゃんのケータイのアラームをとめて支度をする。

髪の毛がハネてしまって進まない…

…むかつくわね…!!
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