再会した敏腕救命医に娘ごと愛し守られています
「なぁ、これで今日終わりみたいだし親睦会ってことで食べに行かないか?」
浅川くんが口火を切ってみんなを誘ってくれ、誰1人反対するものもおらず、私たちは駅のそばのお好み焼きに行くことになった。
8人と人数が多いためテーブルふたつに分かれ、私は未来と竹中くん、浅川くんと一緒になった。
運ばれてきたタネを私が焼こうかと手を伸ばすと竹中くんの手とぶつかってしまった。
「あ、ごめんなさい」
「こっちこそごめん。俺がやるよ。家でもやらされてたから意外と得意なんだ」
笑いながら丼を手にすると混ぜ始めた。
順番に運ばれてくるたびに竹中くんが焼いてくれ、何だか申し訳なくなる。
「竹中くん忙しくて食べられないでしょ? 少し変わるよ」
「いや、大丈夫。それより武藤さんは食べてる? これももう焼けてるよ」
私のお皿にカットしたお好み焼きを乗せてくれる。
「竹中君って気が利くね。ポイント高い!」
未来がそんなことを言うと、彼は笑いながら
「そうか? じゃ、みんなのポイントをかっさらうか。焼いてポイント上げられるのならいくらでも焼いてやるよ」
「おい! それで女子からのポイント上がるなら俺もやる」
そう言って浅川くんは竹中くんからヘラを取ろうとしておりじゃれあい始めた。
隣のテーブルでも未来の言葉を聞き、井澤さんが焼いていたのにさっと野村くんがヘラを受け取っていた。
私たち女子はクスクスと笑ってしまう。
初日でこんな気さくにみんなと話ができるなんていいグループに恵まれたんじゃ、と内心ほっとした。
浅川くんが口火を切ってみんなを誘ってくれ、誰1人反対するものもおらず、私たちは駅のそばのお好み焼きに行くことになった。
8人と人数が多いためテーブルふたつに分かれ、私は未来と竹中くん、浅川くんと一緒になった。
運ばれてきたタネを私が焼こうかと手を伸ばすと竹中くんの手とぶつかってしまった。
「あ、ごめんなさい」
「こっちこそごめん。俺がやるよ。家でもやらされてたから意外と得意なんだ」
笑いながら丼を手にすると混ぜ始めた。
順番に運ばれてくるたびに竹中くんが焼いてくれ、何だか申し訳なくなる。
「竹中くん忙しくて食べられないでしょ? 少し変わるよ」
「いや、大丈夫。それより武藤さんは食べてる? これももう焼けてるよ」
私のお皿にカットしたお好み焼きを乗せてくれる。
「竹中君って気が利くね。ポイント高い!」
未来がそんなことを言うと、彼は笑いながら
「そうか? じゃ、みんなのポイントをかっさらうか。焼いてポイント上げられるのならいくらでも焼いてやるよ」
「おい! それで女子からのポイント上がるなら俺もやる」
そう言って浅川くんは竹中くんからヘラを取ろうとしておりじゃれあい始めた。
隣のテーブルでも未来の言葉を聞き、井澤さんが焼いていたのにさっと野村くんがヘラを受け取っていた。
私たち女子はクスクスと笑ってしまう。
初日でこんな気さくにみんなと話ができるなんていいグループに恵まれたんじゃ、と内心ほっとした。