夫が「愛していると言ってくれ」とうるさいのですが、残念ながら結婚した記憶がございません
「はい。ここから、盗まれている材料の種類がわかったのですが。私が把握していたものよりも、想定外に多く……」
そこでレイモンは言葉を止める。それは、まだ考えを探っているようにも見えた。
「いや、これは……」
「何か、気になることでも?」
ジョシュアが促すと、レイモンは大きく頷いた。
「ここに書かれている材料からできあがる薬を考えていたのですが。恐らく、惚れ薬になるかと」
「惚れ薬だと?」
ジョシュアの言葉に頷きつつも、レイモンは顎に手を当て、言葉を選びながら慎重に口を開く。
「惚れ薬。まあ、俗称のようなものですが、わかりやすいので我々はそう呼んでいます。すなわち、相手の意思を奪う薬ですね。もちろん、特定の人物に好意を寄せるようにもなるのですが、相手を言いなりにすることもできる、恐ろしい薬です」
「おいおい。そんな恐ろしい薬、勝手に作るなよ」
ブラムが肩をすくめる。
「ですから、これらの材料は薬品庫の中でも厳重に管理されていたはず。なのですがね」
「つまり。犯人は、薬品庫に怪しまれることなく入ることができ、調薬にも精通している人物というわけか?」
ランスロットが呟けば、「残念ながら」とレイモンは頷いた。
「ようするに、惚れ薬と呼ばれているが、相手の意思を奪う薬なんだよな?」
ジョシュアが尋ねれば、「そうです」とレイモンは答える。
その言葉にランスロットはジョシュアをじっと見つめた。
そこでレイモンは言葉を止める。それは、まだ考えを探っているようにも見えた。
「いや、これは……」
「何か、気になることでも?」
ジョシュアが促すと、レイモンは大きく頷いた。
「ここに書かれている材料からできあがる薬を考えていたのですが。恐らく、惚れ薬になるかと」
「惚れ薬だと?」
ジョシュアの言葉に頷きつつも、レイモンは顎に手を当て、言葉を選びながら慎重に口を開く。
「惚れ薬。まあ、俗称のようなものですが、わかりやすいので我々はそう呼んでいます。すなわち、相手の意思を奪う薬ですね。もちろん、特定の人物に好意を寄せるようにもなるのですが、相手を言いなりにすることもできる、恐ろしい薬です」
「おいおい。そんな恐ろしい薬、勝手に作るなよ」
ブラムが肩をすくめる。
「ですから、これらの材料は薬品庫の中でも厳重に管理されていたはず。なのですがね」
「つまり。犯人は、薬品庫に怪しまれることなく入ることができ、調薬にも精通している人物というわけか?」
ランスロットが呟けば、「残念ながら」とレイモンは頷いた。
「ようするに、惚れ薬と呼ばれているが、相手の意思を奪う薬なんだよな?」
ジョシュアが尋ねれば、「そうです」とレイモンは答える。
その言葉にランスロットはジョシュアをじっと見つめた。