夫が「愛していると言ってくれ」とうるさいのですが、残念ながら結婚した記憶がございません
だが、すぐさま布団から出る羽目になったのは、ジョシュアが現われたからだ。
「おい、ランス。起きろ、ふて寝している場合ではない」
「なんでお前がわざわざここにいるんだ」
のそりと身体を起こしたランスロットは、目の前にいるジョシュアを睨みつけた。
「そんなの、決まっているだろう。お前に大事な話があるからだ」
「急ぎか?」
「ああ、大急ぎだ」
ランスロットとジョシュアのやり取りを、セバスははらはらしながら見守っているし、恐らくこの部屋の外にはジョシュアについてきた騎士が立っているのだろう。
「落ち着いて、聞けよ」
「俺は落ち着いている。シャーリーがいなくて、不満なだけだ」
「ああ、そうだ。そのシャーリーのことだ」
ひくりとランスロットが眉尻を動かした。
「シャーリーに何かあったのか?」
「何かあった、というよりは、いなくなっただな」
「んあ?」
「シャーリーがいなくなった」
「どういう意味だ?」
「恐らくだが、攫われたと思っている」
「おい、ランス。起きろ、ふて寝している場合ではない」
「なんでお前がわざわざここにいるんだ」
のそりと身体を起こしたランスロットは、目の前にいるジョシュアを睨みつけた。
「そんなの、決まっているだろう。お前に大事な話があるからだ」
「急ぎか?」
「ああ、大急ぎだ」
ランスロットとジョシュアのやり取りを、セバスははらはらしながら見守っているし、恐らくこの部屋の外にはジョシュアについてきた騎士が立っているのだろう。
「落ち着いて、聞けよ」
「俺は落ち着いている。シャーリーがいなくて、不満なだけだ」
「ああ、そうだ。そのシャーリーのことだ」
ひくりとランスロットが眉尻を動かした。
「シャーリーに何かあったのか?」
「何かあった、というよりは、いなくなっただな」
「んあ?」
「シャーリーがいなくなった」
「どういう意味だ?」
「恐らくだが、攫われたと思っている」