夫が「愛していると言ってくれ」とうるさいのですが、残念ながら結婚した記憶がございません
執務室に入り、大きな寝椅子のソファにごろりと身体を預けた。だが、身体の大きなランスロットでは、足が大きくはみ出てしまう。ここに横になっていたのは、どちらかというとシャーリーだ。彼女は書類作業が苦手なランスロットに根気よく付き合ってくれた。
彼を待っている間、彼女はよくここで転寝をしていた。彼女が転寝をしてしまうくらい、ランスロットが時間をかけ過ぎていた。それでも文句を言わず、転寝をしながら付き合ってくれたのだ。
(シャーリーは、事務官として優秀だ。俺専属になってくれて、俺の仕事はずいぶん楽になったし……。だけど、あの状態のシャーリーを俺専属にするのは、可愛そうな気もする)
シャーリーは二年分の記憶を失い、二年前に戻っている。となれば、男性と二人きりで仕事をこなすのは難しいだろう。昨日の夜だって、なんとか二人で話ができたくらいだ。
(やはり、ウェスト事務官に相談すべきだな)
シャーリーと一緒にいたい気持ちはあるが、彼女を苦しめてまで一緒にいたいわけではない。彼女が嫌がることはしたくないし、いつかは記憶が戻るだろうとも思っている。
(そうだ。シャーリーの記憶が戻るまでの我慢だ……)
ランスロットの心に、一筋の光が差した。
彼を待っている間、彼女はよくここで転寝をしていた。彼女が転寝をしてしまうくらい、ランスロットが時間をかけ過ぎていた。それでも文句を言わず、転寝をしながら付き合ってくれたのだ。
(シャーリーは、事務官として優秀だ。俺専属になってくれて、俺の仕事はずいぶん楽になったし……。だけど、あの状態のシャーリーを俺専属にするのは、可愛そうな気もする)
シャーリーは二年分の記憶を失い、二年前に戻っている。となれば、男性と二人きりで仕事をこなすのは難しいだろう。昨日の夜だって、なんとか二人で話ができたくらいだ。
(やはり、ウェスト事務官に相談すべきだな)
シャーリーと一緒にいたい気持ちはあるが、彼女を苦しめてまで一緒にいたいわけではない。彼女が嫌がることはしたくないし、いつかは記憶が戻るだろうとも思っている。
(そうだ。シャーリーの記憶が戻るまでの我慢だ……)
ランスロットの心に、一筋の光が差した。