夫が「愛していると言ってくれ」とうるさいのですが、残念ながら結婚した記憶がございません
なんとか父親の体裁のために社交界デビューをしたものの、それ以降は社交界に顔を出していない。その後、コルビー領が不作にあい、私財をなげうって領民の生活を守った。誰一人飢えることなく、不作の年を乗り切ったが、コルビー家の財産はぎりぎり底をつく一歩手前となってしまう。
それでもコルビー家には蓄えもあったし、今回の不作を経験したことによって備蓄庫も整備したため、なんとかやっていける状況ではあった。
だがシャーリーには弟が二人いる。その弟を王都の学院に通わせたかった。だからシャーリーは働きに出ることにしたのだ。弟たちの学費のために。
男性恐怖症のシャーリーを雇ってくれるところなどあるだろうかと、女学校時代の友人であるアンナに相談したところ、ちょうど王城事務官で会計関係を手伝ってくれる人を探していたと言われた。シャーリーは昔から計算が得意であったのと、事務官であっても会計関係専門であれば、事務室にこもって仕事をこなすだけであるため、他の人に会わなくてもいいというのが魅力的な条件であった。
アンナとしても即戦力が欲しかったようで、シャーリーの仕事先は難なく決まる。それが、彼女が二十歳の頃である。
事務官は女性の方が多い。中には男性もいるが、それでも圧倒的に女性の方が多い。まして、事務官室にこもって作業をしているのは女性ばかりだ。男性は、専属事務官となることが多いからだ。
それでもコルビー家には蓄えもあったし、今回の不作を経験したことによって備蓄庫も整備したため、なんとかやっていける状況ではあった。
だがシャーリーには弟が二人いる。その弟を王都の学院に通わせたかった。だからシャーリーは働きに出ることにしたのだ。弟たちの学費のために。
男性恐怖症のシャーリーを雇ってくれるところなどあるだろうかと、女学校時代の友人であるアンナに相談したところ、ちょうど王城事務官で会計関係を手伝ってくれる人を探していたと言われた。シャーリーは昔から計算が得意であったのと、事務官であっても会計関係専門であれば、事務室にこもって仕事をこなすだけであるため、他の人に会わなくてもいいというのが魅力的な条件であった。
アンナとしても即戦力が欲しかったようで、シャーリーの仕事先は難なく決まる。それが、彼女が二十歳の頃である。
事務官は女性の方が多い。中には男性もいるが、それでも圧倒的に女性の方が多い。まして、事務官室にこもって作業をしているのは女性ばかりだ。男性は、専属事務官となることが多いからだ。