揺れる瞳に恋をして

おはよう


チュンチュン…

朝、6時

目を覚ましてすぐにすること
それは

シャッ
自分の部屋のカーテンを開けること


窓を開けて

「おはよう」

すると
ガラガラと窓を開け
隣の部屋にいる彼は

「…ん、はよ」

と挨拶をする
隣の家に住むキミ

私たちの距離
その間僅か60cm

起きてすぐ
おはようの挨拶から始める日常

君と私のモーニングルーティン



朝、髪を括りながら学校に行く準備をすすめる

「今日は何時に学校に行くの?」


「…遅い、今から寝る」


眠そうに目を擦りながらベットに行こうとする
また夜更かしでもしたんだな…と察する私


「寝ないよ、起きて一緒に朝ごはん食べよう」


「…んぁ〜〜〜、、スクランブルエッグ…ケチャップ付きがいい…」


「了解、洗濯物だけ回しておいて」


「ん…」


のそのそと
気怠そうに布団から出る姿を確認して

隣の家に行く

玄関を開けて

徒歩5秒


ガチャ

鍵を開けて家に入り
朝ご飯の支度をする

フライパンに卵を入れ
手際よくかき混ぜていく


「夏希!今日抜き打ち荷物チェックするって情報入ったからね!余計なもの入れちゃ駄目だよ!」


「…それ抜き打ちの意味ある?」


「言ったそばからリュックに枕を入れないで」


「安眠のため…」

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