揺れる瞳に恋をして

「授業に安眠なぞ必要ない」


そういってリュックの中にパンパンと詰められている枕を取り出した


「じゃリュックいらない、持っていくものない」


「そんな訳ないでしょ、いいから早く準備してご飯食べるよ」


「ん〜〜」


私達の親は

4人の幼なじみで

凄く、とても、非常に仲良し

こうして時々

4人で旅行に行ったりしている


その間は私が夏希の面倒をみていたりする


パンッ
「いただきます!」

「いただきます」


朝ご飯を食べ終え

学校に向かう

登校も一緒

そりゃ同じ高校だから

歩幅は昔から変わらず

私に合わせてくれている

そんな
優しい彼


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