揺れる瞳に恋をして
…そんな言われても

「…」

「ちー」

「可愛いよ」



許しちゃう

私は昔から

この、夏希の
笑顔に

弱い



「よしよし」

夏希が私の頭を撫でる

その手は優しくて

暖かくて


離れて…欲しくない

「…ちー?」

「?なに?」

「離れて欲しくないの?俺に?」


「え?」



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