無茶は承知で、今夜あなたに突撃します
「嫌?」
「行きます行きます! でも、その前にご飯を食べて帰りませんか? ハワイアンカフェで」
最後の言葉を聞いた志賀さんが、複雑な表情をしながらかすかに笑った。
社会人になって初めてできた友達である聖くんに、志賀さんとのことをきちんと報告したい。
それが、どこまで本気だったかはわからないものの、私を好きだと言ってくれた聖くんに対する精一杯の誠意だ。
「あいつ、どんな顔するだろうな」
志賀さんが私の手を取り、指を絡ませて繋いだ。
掌から感情が伝わってくる感じがして、胸の中がジンと熱くなる。
「いらっしゃいま……せ」
カフェの入口でいつものように笑顔で出迎えてくれた聖くんが、私の後ろにいる志賀さんの存在に気付いた途端、綺麗な笑みを一気に消滅させた。
一瞬、顔をしかめたように見えたけれど、そのあとは横を向いてしまったのでよくわからない。
「二名様ですね。ご案内いたします」
テーブル席に案内され、ふたりでメニューボードを覗き込んだ。
ここのロコモコがおいしいと以前から私が絶賛していたので、自然とふたりともロコモコのセットに目が止まる。
思いが通じ合ってから外で一緒に食事をするのは初めてだなと感動していたら、聖くんが水とおしぼりを持ってきてくれた。
「聖くん、あのね……バイト中にごめん。今言ってもいいのかな……」
「言わなくていいよ。ふたりで来たんだから、そういうことだろ? 知鶴さんの顔を見ればわかる」
「行きます行きます! でも、その前にご飯を食べて帰りませんか? ハワイアンカフェで」
最後の言葉を聞いた志賀さんが、複雑な表情をしながらかすかに笑った。
社会人になって初めてできた友達である聖くんに、志賀さんとのことをきちんと報告したい。
それが、どこまで本気だったかはわからないものの、私を好きだと言ってくれた聖くんに対する精一杯の誠意だ。
「あいつ、どんな顔するだろうな」
志賀さんが私の手を取り、指を絡ませて繋いだ。
掌から感情が伝わってくる感じがして、胸の中がジンと熱くなる。
「いらっしゃいま……せ」
カフェの入口でいつものように笑顔で出迎えてくれた聖くんが、私の後ろにいる志賀さんの存在に気付いた途端、綺麗な笑みを一気に消滅させた。
一瞬、顔をしかめたように見えたけれど、そのあとは横を向いてしまったのでよくわからない。
「二名様ですね。ご案内いたします」
テーブル席に案内され、ふたりでメニューボードを覗き込んだ。
ここのロコモコがおいしいと以前から私が絶賛していたので、自然とふたりともロコモコのセットに目が止まる。
思いが通じ合ってから外で一緒に食事をするのは初めてだなと感動していたら、聖くんが水とおしぼりを持ってきてくれた。
「聖くん、あのね……バイト中にごめん。今言ってもいいのかな……」
「言わなくていいよ。ふたりで来たんだから、そういうことだろ? 知鶴さんの顔を見ればわかる」