すれ違いのone-sided love
最近、兄に借りた【十角館の殺人】を読んで以来、推理小説にもハマりだした。

自分の部屋では、外国語の勉強と読書で、あっという間に時間は過ぎていく。

アラーム設定をするため、iPhoneを手に取ると、通知が沢山来ていた。

何だろう?と、iMessageをチェックすると、それらは全部、青山からだ。

“初めてメッセージ送るけど、これから、よろしくね!”

“いま、何してるの?”

“私のほうは、今日の夕飯はハンバーグでごきげん”

“あ!でも食べ過ぎて太ったりはしないから、安心してね!”

“園田、どうしたの?”

“おーい!”

“開封されてないみたいだけど、どうしたー?”

“こんな早くに寝ちゃった?”

“そもそも、届いてる?”
< 12 / 68 >

この作品をシェア

pagetop