すれ違いのone-sided love
一方的に連続で送られてきたメッセージを見て、僕は、嫌な予感が的中したな…と感じていた。

年の離れた兄がよく、

「彼女なんて、居たら居たでめんどくさいよ。毎日電話したいなんて言われても、そんなに暇じゃないのにさ。まぁ、俺がそんな感じで無精だから、誰とも続かないのかもしれないけど」

そんなことを話していたが、“彼女=面倒”とは、その通りだな…と、ため息をついた。

“ごめん。メッセージ、いま気付いたところ。もう寝るから、おやすみ”

それだけ送ると、僕はすぐに眠りに落ちた。



翌朝、目覚めてiPhoneを見たら、

“えー!やっと返信来たと思ったら、もう寝ちゃうの!?”

“寝落ちするまで、メッセージしようよ!”

“春休みの間、学校じゃ会えないし…”

“おーい?”

“おはよう。昨夜は早くに寝たのかな?”

“今日は、メッセージできたらいいな”
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