竜王の「運命の花嫁」に選ばれましたが、殺されたくないので必死に隠そうと思います! 〜平凡な私に待っていたのは、可愛い竜の子と甘い溺愛でした〜


(そんな……! ここで採用されなかったら困る! しっかりアピールしないと!)


 いわば今はアルバイトの面接だ。私は食堂の主人の前に立ち、自分をアピールすることにした。


「私は元いた場所で、同じ仕事をしていましたから、今からでも手伝えます! 役に立ちますので、ぜひここで働かせてください!」
「えぇ? で、でもあなたは迷い子様でいらっしゃるし……」


 するとリディアさんが間に入って、説明してくれた。


「大丈夫です。リコの言うとおりにしてください。竜王様もご存知ですし、それが迷い子様の望みですから。口調も砕けて良いですよ」
「そ、そうなのかい?」
「はい! よろしくお願いします! 私に特別扱いはいりませんので、ビシバシ鍛えてください!」
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