俺様弁護士は激愛を貫きとおす
「それに少しでも離れたくないって言った気持ちは本当だよ。ごめん、本当に思わせぶりにしたつもりもないし、優羽を試したわけでもない。ただ渡米については気も乗らなかったし、言わなきゃいけなかったのになかなか言えなくて、そんなときに所長に先に言われて焦った」

「帰ってくるのよね?」
「帰ってくるよ。案件をなるべく早く片付けて帰ってくる。優羽のところに」

 優羽は城ヶ崎を胸の中から軽く睨んだ。
「じゃあ、待ってる」
「うん。でも優羽の本音がいっぱい聞けて嬉しすぎた」

 両手で優羽は自分の顔を覆う。顔から火が出そうだ。
「もう……やだ」
「俺のお姫様、拗ねないで? 俺は愛してるから」

 そんなことを城ヶ崎が言うのは初めてだった。
『愛してる』なんて。

 つい顔を覆っていた手を外してしまう。
 とても優しい顔で優羽のことを見ている城ヶ崎と目が合った。にこっと城ヶ崎が笑う。

「愛してるよ、優羽。ずっと言おうと思っていたんだけど、結婚も視野に入れて一緒に住まないか?」
「え……」
「プロポーズだと思ってもいいよ。もっと正式なやつはもっときちんとする。けど、俺がそういう気持ちだってことは分かっていて」
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